着ぐるみマスクは飾るものではなく使うもの。だからラフな使い方でも耐えられるように...
当店の着ぐるみマスクの肌色は無塗装型です。従来の着ぐるみマスクは表面処理→サーフェイサー(下地塗り)→塗装という手順で肌色をマスクの乗せますが、当店の着ぐるみマスクはFRPそのものが肌色であり、塗装していません。厳密にいえば口紅とチーク、舌のみ塗装しています。
未塗装型はFRPそのものが肌色を着色しているため、塗装ハゲがありません。塗装型の着ぐるみマスクですとちょっとぶつけたり、運搬中の振動に気を付けなければならず、もっとも塗装部分で弱い「鼻の頭」がハゲてしまいます。
無塗装型ですとそもそも塗装していませんから、色がハゲ落ちることはありません。強いて言えばポイント塗装しているチークと口紅、舌のピンク部分を気を付ければOKでしょう。
チークや口紅のやり直しも容易です。ポイント塗装はエタノール(注射されるときの消毒用に拭くアレです)で肌色を落とさず、ピンクの塗装のみ落ちますので、何度もやり直しができます。
ただし、未塗装型は従来塗装型と比べて、膨大な手間の表面処理が要求されます。そのため、紙ヤスリのスクラッチやゲルピン残りなど、どうしてもカンペキな表面処理が難しく、当店も着ぐるみマスクを使用することを目的として、マスクから概ね1m離れて見えなくなればOKとみなしています。この点従来塗装型とは異なる部分ですのでご了承ください。
このように肌色の再塗装が必要ないため、当店でアフターメンテナンスはウィッグの交換だけかと思いますが必要な方はご相談いただければ個別に対応します。