先に。宇宙食ではありません。
宇宙食ではありません。
宇宙食ではありません。
さてさて。
もともとはシグマさんちのユーザーさんの声で実現しています。
マスクと自分の頭がスカスカに空いてしまってるので、肌タイツのフードの上にスポンジを差し込んでいるんだけど、そっちでポケットみたいなものができない?と聞かれたのが最初。
アトラクションの着ぐるみマスクって、基本的にサイズは汎用的です。中のアクター・アクトレスがかわるシステム。マスクの大きさは変わらないけど、中の人が変わるためマスクと自分の頭の隙間は必ずできるものです。その隙間を埋めるために肌タイツの頭にスポンジを仕込み、さらにガムテープなどで固定してからマスクをかぶるというのが「いわゆる現場」だそうです。
ところが個人ユーザーは原則本人しか被らないことが前提です。そのため、当店でもウレタンスポンジの大きさが合わない場合は、自分で盛ったり切ったりしてねと指示しているわけです。
さてさて。今回は造型工房シグマさんともお話する機会があったのでこの辺のお話も伺いつつ、また要望もいくつか出されました。なるほど、アトラクション現場ってこういうのかというのも聞きまして、これらの問題を吸収した形で今回のフードを設計、さらに協力者の方々に実際に使ってみてもらってリテイク。現在の形に完成させました。
ここで当店のミソなのはあくまでもフードもオーダーメイドで製作していることです。単純に大きくしているだけはなく、頭の大きさに対して倍率〇〇%と型紙を作っています。特に首回りは採寸通りでないと、
- 首回りが緩いと、着ぐるみ着用中にスポーンって脱げてしまう。
- 首回りが狭いと、頸動脈に食い込む。
といった弊害があるため、この辺はオーダーメイドならではです。
また、ゼンタイ嗜好者向けとして、『肌タイツのフードと同じサイズ・顔閉じ』という指示もできます。
「着ぐるみ用として顔開き肌タイツとして使いたいけど、ゼンタイも欲しいんだよね。けど2着はちょっと…」
という感じの方には、この顔閉じフードを被ることにより疑似的にゼンタイとして使いいただけます。