けどちょっとまって。

 肌タイツの染色は様々です。染料をただ単に混ぜただけのものから、140度以上の高温で処理する工場染色まで。高コストの染色方法ほど色落ち耐性がつよく、また過激な洗濯方法を用いても色落ちがしにくくなります。問題は低コストや簡易方法で染色したものです。こちらの染色ほど、色が落ちやすく、黒ズミを落とすような過激な洗濯方法ですと染色や生地とも耐えられない可能性があります。残念ながらコンシューマー側ではどんな染色方法で染めたのか知る手立てはありません。

 そのため安全側に考慮すれば、たとえ黒ズミが付着しても何もしないほうが得策です。黒ズミを落とすにはやや過激な洗濯手段を用いることになるのですが、問題は肌タイツ自身がそれに耐えうる生地・染色でなければなりません。この辺はメーカーに聞くのが一番ですが、こちらのページでも言及してますが「キレイになっても寿命を縮めるやり方」になる懸念もあります。
 

当店のハダタイでの黒ズミの落とし方はハダタイマニュアルをご覧ください

 当店製の肌タイツは日本国内で高コストな染色工場で処理しているため、ちょっとやそっとの過激な洗濯手段を用いても耐えられる設計になっています。また当店も長い時間とコストをかけて洗濯検証をした方法をマニュアルに添付しております。それを参照してください。

 

そもそも簡単に黒ズミを落とす生地はあります

 うらら生地は黒ズミを洗濯で落とすことができる生地です。

 もともと黒ズミを洗濯で落とす技術は古くからあり、レインコートや黒ジャンプ傘みたいな生地なら実現できやすいんですけど、女性が素肌に身に着けるストッキングやタイツのような柔らかい生地に落とし込めることができるかどうか、、最大の問題点というより不可能だろコレ、でした。(過去形)

 試行錯誤の末、生地工場の協力も得ながらも黒ズミを落とすことは成功しました。いわゆる一社一技術というものです。この「糸」を使い本格的に生地を生産したのが「うらら生地」です。